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JTB法人東京、坂本龍馬テーマにロッテと共同販促−お菓子を通じて需要喚起

  • 2010年6月17日
 JTB法人東京はロッテと共同で、ブームとなっている坂本龍馬をテーマとした共同の販促キャンペーンを展開する。坂本龍馬を切り口に、ゆかりの地の名産品を使用したオリジナルの菓子を販売するとともに、各地の観光情報をまとめた冊子を無料で配布する。こうした両社の共同販促は2009年のシルバーウィークに続いて2回目。ジェイティービー(JTB)が実施した調査で、旅行に菓子を持っていく人の割合が83%と多かったことから、菓子を通じて旅行需要を喚起し、夏休み旅行の販売拡大につなげるねらい。

 JTB法人東京ではすでに、坂本龍馬のゆかりの地である高知、京都、長崎、鹿児島などを巡るオリジナルのパッケージツアーを販売開始。さらに、観光スポットの見どころや歴史を紹介した情報冊子を全国7000店のスーパーやJTBグループの店舗で無料配布する。販売目標は公表しないが、現在のところ近畿方面が好調。また、「今後は高知に期待している」(JTB国内企画部長の河野雅巳氏)という。

 一方、ロッテは坂本龍馬のゆかりの地の名産品を使った菓子を6種類企画し、全国のスーパーなど3万店舗で特設の陳列棚を利用して販売する。ロッテ商品開発部部長の荒生均氏は、菓子を食べることで旅行の疑似体験をしてもらい、実際の旅行需要につなげたいねらいを説明した。

 このほか、JTBグループ約1000店舗では、オリジナルの6種類のお菓子を1箱にまとめた「龍馬伝」フェア限定セットをプレゼントを利用し、販促プロモーションを実施する。また、トラベルカフェともタイアップして龍馬ラテや龍馬ビールを企画。トラベルカフェで注文すると抽選で菓子を提供するキャンペーンも展開する。


▽共同販促キャンペーンウェブサイト
http://www.jtb.co.jp/ace/40/ryoma/


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