日本航空、1月の国際線旅客数は11%減−利用率は10ポイント向上

  • 2010年3月11日
 日本航空(JL)の2010年1月の国際線旅客数は、前年比10.7%減の82万4875人で、13.7%増の35万7323人であった全日空(NH)と対照的な結果となった。ただし、JLも座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は機材小型化と路線の見直しにより21.5%減と大きく減少したが、需要を表す有償旅客キロ(RPK)は10.7%減にとどまったことで、利用率は10.1ポイント増の70.5%となった。

 路線別の旅客数は全路線で前年を下回った。一方、利用率は大洋州線の75.5%、オセアニア線の81.6%、グアム線の72.3%、韓国線の81.3%の4路線で7割を超えており、前年比でもグアム線を除いて改善がみられる。

 なお、国内線の旅客数は前年比7.9%減の274万5125人。ASKが3.3%減、RPKは7.6%減で、利用率は54.4%であった。

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