KNT、09年の海外旅行取扱額は24%減の1247億円−全体は17%減に

  • 2010年2月3日
 近畿日本ツーリスト(KNT)の2009年の海外旅行取扱高は、前年比24.3%減の1247億4319万2000円となった。特に団体旅行が景気後退と新型インフルエンザなどの影響を受け、一般団体が41.7%減の218億9087万9000円、学生団体が44.0%減の72億7740万6000円と大幅に落ち込み、団体合計も42.3%減の291億6828万5000円と苦戦した。一方、ホリデイは20.0%減の536億7139万4000円、海外個人旅行は10.9%減の416億7089万2000円。燃油サーチャージの値下がり分を考慮すると減少幅はより少ないものと考えられる。

 国内旅行は22.8%減の2503億2844万5000円で、メイトが16.9%減の1074億4823万円となった一方、団体旅行は5.7%減の883億3181万4000円となった。インバウンドは19.6%減の64億1529万2000円で、旅行総取扱高は17.1%減の3866億4554万2000円となった。

 なお、12月単月での海外旅行取扱額は17.1%減の101億5066万4000円で、国内旅行は15.1%減の189億7760万1000円、インバウンドは21.8%減の10億4441万4000円、総取扱額は15.9%減の309億7111万7000円となった。