デルタ航空、全長距離線用機材に水平シート−個人用モニターも増加へ

  • 2010年1月27日
 デルタ航空(DL)は2013年半ばまでの期間で、1年あたり3億米ドル、総額10億米ドルを投じて機内と地上での顧客サービスの向上をはかる。特にビジネスクラスと国内線ファーストクラス、マイレージプログラムのエリート会員向けのサービスの充実をねらうものだ。

 計画ではサービスの一貫性を重視。太平洋・大西洋横断路線に使用する機材90機にフラットベッドシートを導入し、すべての長距離線用機材にフラットベッドシートを完備する。また、16機のボーイングB747-400型機と52機のB767-300ER型機で、すべてのエコノミークラスの座席にオンデマンド型の個人用オーディオ・ビデオモニターを設置する。これが完了するとDLが保有するワイドボディ機材は、全座席で個人用エンターテイメントシステムを利用出来るようになる。

 また、地域路線を運航する子会社「デルタコネクション」の一員であるASA、Comair、SkyWestの66機のCRJ-700型機に国内線用のファーストクラスを設置。ロサンゼルス空港内のラウンジも拡張、改装し、さらにシアトル、フィラデルフィア、インディアナポリスの空港内にラウンジを新設する。

 このほか、170機以上の機材にウィングレットを装備し、航続距離の拡大と最大で5%の燃油効率の向上をはかる予定。