2008年度の旅行消費額は0.3%増の23.5兆円と横ばい−海外旅行は4.0%減
観光庁はこのほど、2008年度の「旅行・観光産業の経済効果に関する調査研究」をとりまとめ、2008年度の旅行消費額は前年比0.3%減の23兆560億円となった。海外旅行では国内での消費分が4.0%減の1兆7040億円で、海外での消費分は3兆8230億円との推計だ。国内の宿泊旅行消費額は2.0%増の15兆5990億円となり、海外、国内を合わせた日本人の旅行消費額は0.9%増の22兆2270億円となった。訪日外国人の旅行消費額は10.1%減の1兆3330億円と大幅に減少しており、国内での旅行消費額総額は0.3%増の23兆5600億円となった。
なお、国内の旅行消費額による直接の雇用創出効果は220万人と推計。生産波及効果は51兆4000億円で、国内生産額972兆円の5.3%にあたり、430万人の雇用創出効果があるという。雇用効果430万人は2007年度の就業者数6445万人の6.7%を占め、税収効果は4兆6000億円と試算している。
なお、国内の旅行消費額による直接の雇用創出効果は220万人と推計。生産波及効果は51兆4000億円で、国内生産額972兆円の5.3%にあたり、430万人の雇用創出効果があるという。雇用効果430万人は2007年度の就業者数6445万人の6.7%を占め、税収効果は4兆6000億円と試算している。