ユナイテッド航空、エアバスとボーイングに25機を発注、運航コスト削減に

  • 2009年12月15日
 ユナイテッド航空(UA)はエアバスA350型機とボーイングB787型機をそれぞれ25機ずつ発注した。いずれも50機の追加発注可能なオプションをつけている。UAが航空機を発注したのは1998年以来のこと。今回発注した機材は次世代航空機で、2016年から2019年にかけて受領。同時に国際線で運航するB747型機とB767型機を順次退役させる。これにより、平均座席提供数は退役するB747型機とB767型機よりも約19%、全国際線機材と比べても約10%減少する。

 一方で、排出される二酸化炭素の量は、新機材の50機これまでより約33%削減できると試算しており、座席有効マイルあたりの整備コストも約40%減少となる。また、新機材は航続距離距離が長く、運航コストが低いことから、これまで以上に幅広い国際線路線の運航が可能だ。航行距離の長さはA350型機がB747型機に比して11%、B787型機はB767型機より32%長くなる。このことから、UAでは新機材をこれまで以上に幅広い国際線路線展開の実施が可能だ。