IATA、航空需要は10月も回復傾向、中東系航空会社が好調
国際航空運送協会(IATA)によると、2009年10月の全世界での旅客需要は前年比0.5%増となった。需要の低下が底を打ったと考えられる3月と比較すると6%増で、緩やかながら回復傾向が見られる。ロードファクターも78.0%と経済危機前の水準となった。
ただし、ロードファクターは航空会社による座席供給量の調整の結果と分析。10月の座席供給量は3.3%減となっている。イールドも依然として低迷しており、航空運賃は「ささやかな上昇」が見られるものの、実質的には前年に比べて20%ほど安くなっているという。IATA事務総長兼CEOのジョバーニ・ビジニャーニ氏は、「この経済危機により、航空業界は2年間の成長を失った」とコメントした。
なお、アジア太平洋地域の航空会社では、旅客需要が9月の2.1%増には届かなかったものの、0.9%増とプラス成長を確保。最も好調であったのは中東系航空会社で、需要が14.3%増加。中東系航空会社は座席供給量の拡大も続けており、10月は15.3%増となったという。
ただし、ロードファクターは航空会社による座席供給量の調整の結果と分析。10月の座席供給量は3.3%減となっている。イールドも依然として低迷しており、航空運賃は「ささやかな上昇」が見られるものの、実質的には前年に比べて20%ほど安くなっているという。IATA事務総長兼CEOのジョバーニ・ビジニャーニ氏は、「この経済危機により、航空業界は2年間の成長を失った」とコメントした。
なお、アジア太平洋地域の航空会社では、旅客需要が9月の2.1%増には届かなかったものの、0.9%増とプラス成長を確保。最も好調であったのは中東系航空会社で、需要が14.3%増加。中東系航空会社は座席供給量の拡大も続けており、10月は15.3%増となったという。