エクスペディア、ツアー販売開始−エアーリンクが企画実施、「現状では最善」
エクスペディア・ジャパンは11月18日、同社サイト上で、ディー・エヌ・エー(DeNA)子会社のエアーリンクが企画、実施する海外パッケージツアーの販売を開始した。エクスペディアとエアーリンクは5月に業務提携し、エクスペディアのホテル在庫を利用してエアーリンクがツアーの造成を開始。これまではエアーリンクの旅行予約サイト「スカイゲート」のみで販売していたが、今回、エクスペディアのサイトが販路に加わったことになる。現時点ではハワイ、グアム、アメリカ、アジアを中心に35都市、3万5000件のツアーを用意しており、順次拡充する方針だ。
エクスペディアでは、2006年11月に日本語サイトを開設。同年末の本紙インタビューに対して、エクスペディア・ジャパン代表取締役社長(当時)のエリック・ファイゲンバーム氏が、「近々、『エア+ホテル』の予約を提供することがロードマップ」と言明するなど、ダイナミックパッケージの本格導入が注目されていた。しかし、エアオン販売はワールド・トラベル・システム(WTS)、パッケージツアーはエアーリンクのサービスを利用しており、純粋にエクスペディアとして提供しているのはホテル予約サービスのみ。
この点についてエクスペディアホールディングスのマーケティングマネージャーである木村奈津子氏は、「市場動向やテクノロジーを総合的に判断すると、今の段階ではこれが最善だった」とし、「常にベストな商品を提供する」考えに沿った展開と説明。ダイナミックパッケージは引き続き検討しているものの導入は未定で、今後も「総合的に判断」していく方針という。
エアーリンクでも、スカイゲートとして2007年1月からダイナミックパッケージを開始していたものの、旧来型のパッケージツアーの方が利用されやすい可能性を示唆しており、海外旅行のダイナミックパッケージがなかなか浸透しない現状を表すものといえそうだ。なお、DeNAでは具体的な取扱額は明かさなかったものの、5月のパッケージツアー開始以降、「利用者からご好評いただいている」ところで、好感触を得ているという。
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◆エアーリンク、エクスペディアと提携し海外パッケージ−取扱高20億円めざす(2009/05/27)
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この点についてエクスペディアホールディングスのマーケティングマネージャーである木村奈津子氏は、「市場動向やテクノロジーを総合的に判断すると、今の段階ではこれが最善だった」とし、「常にベストな商品を提供する」考えに沿った展開と説明。ダイナミックパッケージは引き続き検討しているものの導入は未定で、今後も「総合的に判断」していく方針という。
エアーリンクでも、スカイゲートとして2007年1月からダイナミックパッケージを開始していたものの、旧来型のパッケージツアーの方が利用されやすい可能性を示唆しており、海外旅行のダイナミックパッケージがなかなか浸透しない現状を表すものといえそうだ。なお、DeNAでは具体的な取扱額は明かさなかったものの、5月のパッケージツアー開始以降、「利用者からご好評いただいている」ところで、好感触を得ているという。
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