スパンエアー、スペイン旅行多様化へ−アマデウス主催セミナーで利用訴え

  • 2009年11月20日
 スパンエアー(JK)日本総販売代理店(GSA)のディスカバー・ザ・ワールド・マーケティングで代表取締役を務める斉藤永昭氏は、JKの利用を促進することで「巡礼などスペイン旅行の新しいテーマを普及させたい」と意欲的だ。先ごろにはアマデウス・ジャパンがJKのBSP Japan加盟を記念し、JKとスペイン政府観光局とセミナーを開催。スペイン政観マーケティング・マネージャーの洞澤徹氏も、JKを利用して北部4州を巡る旅程などを紹介し、「ヨーロッパ、スペインから先が組み込みにくかったが、JKがBSP発券可能となり、やりやすくなる」と期待を示した。

 斉藤氏によると、JKはスペインの主要都市をほぼ網羅しており、使い勝手が良い路線網であることから、レジャーだけでなくビジネス需要にも期待。レジャー需要では、北部の巡礼の道のほか、マヨルカ島、カナリア諸島、イビザ島なども提案したいという。

 JKのBSP Japan加盟は6月で、7月から9月は「うなぎのぼり」で実績が拡大。旅行会社に対しては、日本市場向けの「ディスカバー・スペイン・エアパス」は1区間から利用が可能なほか、円建てであるなど旅行会社の利便性を意識していることを説明。また、5%のコミッションを得られることも強調した。

 このほか、アマデウスからは、JKが予約・発券システムにアマデウスの「アルテア」を採用しており、旅行会社とJKが単一のPNRを管理できて予約の確実性が増す点などをアピール。スクリーンにアマデウスの画面を表示し、実際に予約作業のデモンストレーションも実施した。なお、アマデウスによると、こうした形で航空会社、政府観光局とともにセミナーを開催するのはこれが初めてという。


スペイン北部4州、自然や文化など質の高い多様な素材で訪問者増めざす(2008/07/11)