シンガポール航空、第2四半期の純損益改善−第1四半期から赤字幅縮小

  • 2009年11月17日
 シンガポール航空(SQ)グループの2009年第2四半期の売上高は前年比29.7%減の30億8200万シンガポールドルで、営業損失が1億8100万シンガポールドルとなり、純損失で1億5900万シンガポールドルを計上した。営業損益、純損益とも前年同期は黒字であったが、今期は赤字となった。ただし、第1四半期と比べると改善しており、売上高は2億1000万シンガポールドル増加、営業損失は1億3700万シンガポールドル増加、純損失は1億4800万シンガポールドル増加している。第1四半期と第2四半期をあわせた上半期の純損益は4億6600万シンガポールドルの損失となった。

 SQ単体の第2四半期の営業損失は1億5700万ドル。輸送乗客数は15.4%減の419万4000人で、有効座席キロは12.4%減、有償乗客キロは11.9%減となり、旅客イールドは23.5%減。利用率は0.5ポイント上昇の79.6%となったが、乗客関係収入が営業費用と同等となる損益分岐旅客利用率は14.6%上昇し、88.8%となった。