主要旅行会社、9月の海外旅行は7%減もプラス成長の会社が増加

  • 2009年11月16日
 観光庁が取りまとめた主要旅行会社の2009年9月の旅行取扱額は前年比5.3%減の5532億6780万1000円で、このうち海外旅行は7.3%減の2237億5690万5000円となった。依然前年割れであり、9月の大型連休による影響もあるものの、減少幅が1ケタに収まるのは2008年10月以来。また、全62社中21社がプラス成長しており、新型インフルエンザが発生した5月が1社で、以降6月が0社、7月が2社、8月が4社となっていることから、少しずつ回復傾向を示していると見られる。21社のプラス成長は、26社であった2008年7月以来の数値で、2ケタの到達も2008年12月の10社から初めて。

 海外旅行の取扱額が最も多かったのはエイチ・アイ・エス(HIS)で、3.2%減の330億1180万3000円。一方、伸び率が最も高かったのは27.1%増(17億9867万3000円)のジェイティービー(JTB)であった。ただし、取扱額が100億円台を突破している会社では、阪急交通社の24.3%(241億3999万9000円)が最も高かった。

 なお、国内旅行の取扱額は3.5%減の3255億1992万3000円で、外国人旅行は29.0%減の39億9097万3000円であった。


▽主要旅行会社、9月取扱概況
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