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新婚旅行の平均費用減少−北陸地域の伸び顕著、首都圏、関西も回復

  • 2009年10月28日
 リクルートが発行する結婚情報誌「ゼクシィ」の「結婚トレンド調査2009」によると、新婚旅行にかかる費用は全国平均で53.2万円となり、前年よりも4000円減少した。地域別で最も高額であったのは富山・石川・福井の3県で、66.2万円。これは前年よりも2.7万円多く、2位の東海の61.6万円を大きく引き離した。東海地域は前年より1.4万円増。ついで首都圏と関西が56.0万円で、首都圏は4000円、関西は7000円増加となった。

 結婚費用の平均総額は433.2万円で、前年よりも12.7万円増加。項目別では挙式・披露宴・披露パーティ総額が13.3万円増と伸びている。また、総額に占める新婚旅行の比率を見ると、北海道が平均総額が263.5万円のところ、新婚旅行が45.0万円で新婚旅行を重視する市場であることがわかる。また、関西も平均総額が414.7万円に対して56.0万円、岡山・広島・山口県も総額は406.9万円と北海道に次いで少ないが、新婚旅行は52.7万円で首都圏や関西に次いで多く、総額に対する新婚旅行の比率が高い。

 また、結婚費用に関して、親や親族からの援助があった人は78%で、平均額は197.5万円。金額が多かったのは、新潟県の238.5万円、富山・石川・福井県の247.8万円、東海の225.1万円であった。

 同調査は2008年4月から2009年3月までに結婚、もしくは結婚予定のあった同誌の読者を対象に、地域ごとにランダムにサンプリングして調査票を郵送。調査票回収数は7440件だが、対象期間中に挙式、または披露宴・披露パーティを実施していないものは除いた。