KNT、9月の海外旅行取扱額は27%減−海外団体が苦戦も国内学生団体は好調

  • 2009年10月28日
 近畿日本ツーリスト(KNT)の9月の旅行総取扱額は、前年比11.7%減の377億3695万5000円となった。このうち、海外旅行取扱額は27.1%減の134億3805万1000円で苦戦した。ただし、2008年は燃油サーチャージ額が高騰しており、取扱額にも加算していたため、今年の廃止・値下がり分が取扱額を引き下げている。一般団体、学生団体ともに前年と比べて50%以上減少し、団体合計で62.3%減の24億3018万2000円となった。ホリデイは11.8%減の58億4753万1000円となったが大型連休の影響もあり取扱人数では前年を大幅に上回った。その他海外企画は10.1%増の3149万4000円、個人は3.6%減の51億2884万3000円であった。

 国内旅行は1.6%増の233億6844万4000円と前年を上回った。一般団体は5.3%減の35億9801万1000円だったものの、新型インフルエンザの影響で9月に延期になった修学旅行などの学生団体が50.2%増の44億8311万3000円となり、国内団体を押し上げた結果19.1%増の80億8112万4000円となった。一方、企画のメイトは3.6%減の101億7000万6000円と伸び悩んだが、その他国内企画は124.1%増の667万9000円であった。このほか、国際旅行は38.6%減の5億6084万8000円となった。