クラブメッド新副社長、ブランド価値で競争力向上めざす−新規開拓にも意欲

  • 2009年10月21日
 9月1日にクラブメッド副社長兼営業統括本部長に就任した瀬口盛正氏は、本紙インタビューに対してブランド力の強化により経営目標の達成をめざす方針を語った。具体的には、クラブメッドの「プレミアム・オール・インクルーシブ」や商品力、「本当の意味でのバカンス」などを打ち出す。ブランドに焦点を当てる戦略にとっては認知度が重要となるが、「日本では40歳以下の層の認知度が低い」とし、広告やメディアでの露出を活用していく考えだ。

 また、安・近・短の傾向が指摘されるなかでも、国内で展開するサホロとカビラだけでなく、「海外でのビレッジ体験」の浸透に積極的に取り組む。この背景には、リピーター率が高い一方で、中長期的な視座では新規開拓が不可欠との考えもあり、40歳以下をターゲットとした認知向上策と合わせて、価格戦略などによる市場開拓を進める。また、旅行会社ごとの顧客層にあわせた商品展開も視野に入れており、ニーズに合った商品をすばやく提供できる体制を構築したいと語った。

※インタビューの詳細は後日掲載予定