トップツアー、8月の海外旅行取扱額は43%減−新型インフル影響脱せず

  • 2009年10月14日
 トップツアーの2009年8月の旅行取扱総額は、前年比17.5%減の90億3154万7000万円となった。海外旅行の総取扱額は42.9%減の20億3006万3000円となり、団体旅行が59.3%減、一般団体が51.3%減、教育旅行が72.1%減と新型インフルエンザの影響を受け、旅行の中止や延期、国内旅行へのシフトなどにより前年を大きく下回った。また、7月には前年を上回った企画商品は、自社企画商品が31.9%減、全体でも30.5%減となった。方面別では台湾、韓国などが前年を上回った。また、個人旅行は20.2%減となった。

 海外取扱人員のうち、団体旅行は42.9%減となったものの、個人は65.9%増と大幅に増加し引き続き好調だった。団体旅行の方面別では台湾が127.1%増、欧州・ロシアは113.4%増、香港は60.0%増と前年を上回る一方で、その他の方面は新型インフルエンザの影響で前年を下回った。個人旅行では、台湾が403.6%増、韓国が137.8%増とアジア方面が人気であった。

 また、国内旅行の総取扱額は7.2%減の65億3402万4000円であった。団体旅行が3.3%減、一般団体が10.3%減、教育旅行団体は7.3%増となった。企画商品は16.9%減、その他個人旅行が8.7%減となった。