中部/金浦線を開設可能に、日韓当局間で合意−1日最大12便、10月から

  • 2009年9月7日
 国土交通省航空局によると、日本と韓国の航空当局はこのほど、2009年10月から新たに中部/金浦線の開設を可能とすることで合意した。日韓航空協議は今年6月9日にも開催され、韓国企業による以遠権の拡大などで合意していたが、一部が継続協議となっており、今回新たに合意した。

 合意事項としては、10月から中部/金浦線の開設を可能にすることに加え、関空/金浦線または中部/金浦線の輸送力を、日韓双方1日4便ずつ拡大。現在は日韓それぞれ1日2便を関空/金浦線で運航しており、1日4便の枠を関空/金浦線ないし中部/金浦線に振り分けて使用することになる。つまり、両国の持つ便数を合計すると、2路線で1日最大12便を運航可能となる。ただし、2010年3月までは1日10便が上限で、3月以降に1日12便まで引き上げる。

 航空局によると、6月の交渉時点では航空会社側に就航意欲があったという。当時と経営環境は変わっているもの、路線開設の可能性もあるようだ。