CHINTAIトラベルが不適切な会計処理−売上原価の未計上9800万円、調査委設置

  • 2009年7月24日
 CHINTAIによると、CHINTAIトラベルサービス(CTS)で不適切な会計処理がなされていたことが判明した。CTS社長を務めるCHINTAI役員とCTSの経理を担当していたCHINTAI経理部員によるもの。過年度の売上と原価を対応させる決算整理作業のなかで、過年度に計上すべき買掛金の過少計上と、前渡金では過年度から過大計上が発生した。現時点での売上原価の未計上額は9800万円程度の見込みだ。

 CHINTAIでは、事実関係の調査や原因究明のため、弁護士や会計士など外部の第3者である専門家を中心に調査委員会を設置。第3四半期の決算発表を予定する9月14日をめどに調査結果を取りまとめる方針だ。なお、今回の不適切な会計処理の全容や2009年度10月期の業績に与える影響については、複数年度に及ぶ会計処理であることから現時点では未確定という。