エアライン満足度1位はシンガポール航空−2年連続、日系は4位NH、JLも躍進

  • 2009年7月16日
 リクルートのエイビーロード・リサーチ・センターが実施した「エアライン満足度調査2009」で、総合1位にシンガポール航空(SQ)がランクインした。2位はヴァージン・アトランティック航空(VS)で、両社は昨年と同じ順位となっている。3位には昨年7位のエバー航空(BR)が入った。日系では4位に全日空(NH)が入り、昨年と同順位。日本航空(JL)は昨年の13位から6位、JALウェイズ(JO)も21位から8位に順位を押し上げた。

 総合満足度のポイントとなったのは、「客室乗務員の接客サービス」で、相関係数が0.66と最も高い。続く「航空機の機材、設備」も0.64で昨年よりも0.02ポイント増となり、満足度への重要性が高まった。また「機内食」の0.62に続いて、「機内エンターテイメント」も昨年の0.03ポイント増の0.61となった。SQはこれらの部門別でも「機内エンターテイメント」以外で1位を獲得しており、そのうち客室乗務員の接客サービス以外はすべて昨年から順位をあげた。回答者からは「機内は快適に過ごせた。子どもへの配慮があり機嫌よく乗っていられた」「乗務員の仕事ぶりが丁寧ですばやかった」「巡回する回数を多いように思う。それだけ気配りしていると感じた」とのコメントがあった。

 一方、VSは機内エンターテイメントで1位、航空機の機材、設備と機内食で2位を獲得。回答者からは「清潔で丁寧なおもてなしのサービスで、機内食からアメニティ、エンターテイメントまで居心地がよかった」とのコメントがあった。3位に浮上したBRは航空機の機材、設備が3位に。「どの機材も新しく、広めのシートで快適」「ハローキティジェットヘッドレストカバーや搭乗券にもキティ柄があり、印象的だった」というコメントがあった。

 日系ではNHが客室乗務員の接客サービス空港内の職員の接客サービスに対する満足度で2位となった。JLも客室乗務員の接客サービスが昨年の11位から3位と躍進した。

 同調査は5月22日から5月27日まで、18歳以上の2008年の海外渡航経験者の日本人6193人を対象に実施したもの。集計数は4000人で、対象の40社に対し、1社100人になるように無作為で抽出した。