主要旅行会社、5月の海外旅行取扱額は34%減−取扱人数もマイナス成長

  • 2009年7月16日
 観光庁が取りまとめた主要旅行会社の5月の総取扱額は、前年比22.8%減の4212億8267万円となった。このうち、海外旅行は33.8%減の1373億6513万4000円、国内旅行は16.0%減の2788億5212万4000円、外国人旅行は17.5%減の50億6541万2000円であった。景気後退に加え、新型インフルエンザの影響が大きいと見られる。海外の募集型企画旅行の取扱人数も、前月は16.9%増の35万856人となったが、5月は9.1%減の30万233人となった。海外募集型企画旅行の取扱額は19.1%減の498億4929万3000円であった。

 会社別の海外旅行取扱額伸び率で見ると、ジェイティービー(JTB)本体が1.0%増(23億1770万2000円)となった以外は、すべて前年割れ。JTB首都圏や近畿日本ツーリスト(KNT)や日本旅行は100億円の大台を下回った。調査対象の63社中33社が60%を下回っており、影響の大きさが窺える結果となった。

▽主要旅行会社取扱額、2009年5月分
エクセルファイル