JTB、エコ体験付き新商品発売−エコ関連商品の利用者が2年間で15万人超に

  • 2009年7月10日
 ジェイティービーは先ごろ、旅行中にエコ体験を盛り込んだ新商品をエースJTBの首都圏発で発売した。新商品の「いつもの旅に+(プラス)eco旅(エコたび)」は、「知る」「学ぶ」「実践する」の主体性をもってエコ活動に取り組む体験プログラムを盛り込んだのが特徴。これらの要素を加えることで、夏休みの家族旅行の需要にも対応していく。

 まずは知床、沖縄、軽井沢、湯西川温泉の4方面で設定し、例えば知床ではネイチャーガイドの案内で遊歩道散策や原生林のトレッキング、ヒグマの冬眠穴見学する「知床自然体験1日コース」、沖縄では珊瑚の生態や海洋環境講習を受けた後、珊瑚の植え付けをする「珊瑚植え付け体験」を盛り込んだ。知床と沖縄方面では旅行代金でCO2約20キログラムをオフセットするカーボンオフセットを組み込んでいる。

 JTB広報室によると、JTBでは2007年に旅行業界で初めて、カーボンオフセット旅行を開始するなど、法人や団体、個人向けにエコ関連の商品を開発してきた。エコツアーやカーボンオフセット旅行、エコ関連のイベント、カーボンオフセット付クオカードやカーボンオフセット付リフト券など、07年以降に取り組んだエコ関連の事業での利用者数は合計15万人以上となったという。


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