アクセスランキング、サーチャージに引き続き高い関心、夏の需要は戻るか
[総評] 今週は7月から9月分の燃油サーチャージを取り上げた記事が1位となりました。記事中にも書きましたが、長距離路線では例えば4人で最大26万4000円が浮くわけですから、旅行需要に与えるインパクトは少なくないでしょう。7月から9月に関しては、日系航空会社を含めて日本路線を持つ30社が燃油サーチャージをゼロに設定しました。このなかで、北・中南米系の航空会社は7社すべてが廃止した一方、欧州・中東系の航空会社では15社中2社にとどまっています。北・中南米の方面は新型インフルエンザの影響で5月にかなりのダメージを受けたと聞いていますが、果たしてこの燃油サーチャージ額の差が需要にどう影響を与えるのか、気になるところです。
また、燃油サーチャージに関連して、パッケージツアーの表示方法も興味深く感じています。昨年7月に当時の国土交通省観光事業課が出した現行の通達では、旅行会社に「総額表示」を求めるものの、当面の間の措置として旅行代金の近くに燃油サーチャージの目安額を記載する「近接表示」も認めており、旅行会社によって対応が分かれています。総額表示はわかりやすさがメリットですが、現在のように燃油サーチャージが下落、あるいはゼロになった場合、特に期首パンフレットでは近接表示に比べて価格競争力が劣ってしまう可能性が憂慮されていました。表示方法の差異に対してお客様は実際にどう反応しているのか、それに対して旅行会社はどのように対応しているのかといった点は今後、是非取材を進めていきたいと考えています。
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前編集長から現職を受け継いで半年が経過しました。改めて旅行業界とは、旅行会社とは、そもそも「旅行」とは何かを考えさせられる毎日です。取材を通して新たに気付くことも多く、半年の節目を迎えた今、さらに旅行業界で働く皆様に活用いただけるトラベルビジョンに進化しようと、気持ちを新たにしています。新しいステップの一つとして、今月から毎週土曜日に1週間の振り返りを掲載していきます。ご意見やご感想、ご指摘など、是非ともお寄せください(メール: editor@travelvision.co.jp )。(松本)
▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング(6月最終週、7月第1週:6月29日〜7月3日18時)
第1位
◆燃油サーチャージ、廃止は30社−米系は全社ゼロに、欧州系は少数(2009/6/29)
第2位
◆全日空も成田・関空路線の休減便など検討−緊急収支改善策を策定(2009/7/2)
◆外航各社も休減便の動き、U/Lルール停止受け−景気、新型インフル影響大(2009/7/3)
第3位
◆KNT、夏の旅行予約が6月に大きく改善、間際需要が近場に−JTBも同様の傾向(2009/6/30)
第4位
◆IATA、不正なクレジットカード発券依頼で注意喚起−05年と同様の手口(2009/7/1)
第5位 第3国チャーターを設定−岡山/パラオ間をコンチネンタル航空で
◆JTB、初の
第6位
◆JALグ、旅行会社専用ウェブサイトを立上げ−個人ID登録で利便性が向上(2009/6/29)
第7位
◆日本旅行、首都圏の法人営業強化−組織再編で10年12月期取扱高200億円へ(2009/7/2)
第8位
◆ブリティッシュ・エアウェイズ、ロンドン・シティ初の長距離線−JFKに運航へ(2009/6/30)
第9位
◆カンタスグループ、再編後の“共存”を評価、アジア系のコードシェアも意欲(2009/6/30)
第10位
◆HIS、5月の海外旅行取扱高は16%減、56ヶ月ぶりの2ケタ減−国内は伸張(2009/6/29)
▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング(6月最終週、7月第1週:6月29日〜7月3日18時)
第1位
◆燃油サーチャージ、廃止は30社−米系は全社ゼロに、欧州系は少数(2009/6/29)
第2位
◆全日空も成田・関空路線の休減便など検討−緊急収支改善策を策定(2009/7/2)
◆外航各社も休減便の動き、U/Lルール停止受け−景気、新型インフル影響大(2009/7/3)
第3位
◆KNT、夏の旅行予約が6月に大きく改善、間際需要が近場に−JTBも同様の傾向(2009/6/30)
第4位
◆IATA、不正なクレジットカード発券依頼で注意喚起−05年と同様の手口(2009/7/1)
第5位 第3国チャーターを設定−岡山/パラオ間をコンチネンタル航空で
◆JTB、初の
第6位
◆JALグ、旅行会社専用ウェブサイトを立上げ−個人ID登録で利便性が向上(2009/6/29)
第7位
◆日本旅行、首都圏の法人営業強化−組織再編で10年12月期取扱高200億円へ(2009/7/2)
第8位
◆ブリティッシュ・エアウェイズ、ロンドン・シティ初の長距離線−JFKに運航へ(2009/6/30)
第9位
◆カンタスグループ、再編後の“共存”を評価、アジア系のコードシェアも意欲(2009/6/30)
第10位
◆HIS、5月の海外旅行取扱高は16%減、56ヶ月ぶりの2ケタ減−国内は伸張(2009/6/29)