満足度1位はドイツ、近場は出かけて良さ再認識する傾向強く−リクルート調査

  • 2009年6月25日
 リクルートが運営する海外旅行情報サイト「エイビーロード」が実施した海外旅行調査2009によると、渡航先の満足度が総合1位となったのはドイツで、旅行した人の98.8%が「よかった」との回答を寄せた。2位はカナダ(98.5%)、3位がオアフ島以外のハワイ(97.6%)と続く。全体的に満足度が高く、18位のグアムまで90%以上となった。これは、「期待して行ったら、期待通りだった」「期待していなかったが、行ってみたらよかった」「期待して行ったら、期待はずれだった」「期待していなかったし、行ってみたらよくなかった」の4つの選択肢で選んだもの。期待通りとの回答でみるとスペインが最も満足度が高く93.7%で、唯一90%以上となった。また、期待していなかったが行ってみたらよかったのはサイパン(25.3%)、台湾(24.6%)、韓国(23.9%)、シンガポール(22.8%)で、近場デスティネーションに多く見られた。
 
 項目別では「観光・鑑賞」で、その他西ヨーロッパ諸国(イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア以外)が98.8%で1位となり、期待通りだったとの回答が90.8%と高いのが特徴だ。また、買物では1位がドイツ、2位にアメリカ東部となり、期待していなかったが行ってみたらよかったの回答がドイツは34.3%、アメリカ東部が23.5%と高かった。また、食事では1位の韓国を筆頭に6位のシンガポールまでアジア勢が占めている。今後、行きたい渡航先ランキングでは1位が昨年に続きイタリア(38.7%)で、2位がオーストラリア(36.4%)、3位がフランス(32.8%)、4位がスペイン(29.9%)、5位がハワイ(オアフ島)(27.7%)となった。

 また、2008年の渡航先で多かったのは韓国(18.2%)で、昨年に続き1位になった。2位がハワイ(オアフ島)(12.1%)、3位が台湾(10.7%)、4位がグアム(9.6%)、5位が香港(8.3%)となっている。伸び率が良かったのはその他ヨーロッパ諸国(1.8ポイント増)、タイ(ビーチリゾート以外)(1.6ポイント)、マカオ(1.2ポイント)であった。

 なお、同調査は2008年に海外旅行をした7600人を対象に09年4月に実施したもの。調査集計数は6110人で、渡航内容については複数回の海外旅行をした人の場合、一番最後の旅行先に特定しての回答としている。