スカイマーク、08年度は費用削減も赤字化−今期は純利益15億円めざす

  • 2009年5月15日
 スカイマーク(BC)は2009年3月期(2008年4月1日〜2009年3月31日)の通期決算で、純損失が20億4000万円(前年:26億2700万円の純利益)となった。売上高は前年比19.0%減の423億1600万円、営業損失は25億4300万円(前年:32億2400万円の営業利益)、経常損失は23億8900万円(同:27億4900万円の経常利益)であった。事業費を4.2%減の422億2500万円、販管費を13.8%減の26億3400万円としたが、収益の減少をカバーし切れなかった。

 期間中には、提供座席数を13.9%減としぼったことや夏季の運休便の発生、需要動向の変化などにより搭乗者数が16.5%減となったほか、旅客単価の下落、新規参入路線の不振もあり、旅客収入は15.3%減の416億1600万円となった。

 2009年度は、運航体制の強化を進めるほか、既存路線の定着化、適正な運賃水準の維持により安定的な収益の確保をねらう。費用削減も継続し、通期では売上高400億円、営業利益21億円、経常利益20億円、純利益15億円の計上をめざす。