行きたいロケ地はイタリア、北米、ニュージーランド−JTBウェブ調査

  • 2009年5月8日
 ジェイティービーはJTB旅アンケート「たびQ」で、ドラマや映画の舞台になった場所への観光について、ウェブアンケートを実施した。これによると、旅先で映画やドラマなどのロケ地を訪れたことが「ある」との回答が50%で、映画やドラマで観たシーンへの関心の高さがうかがえるとする。「自分の好きなドラマや映画の世界に浸る・思いをよみがえらせる」「旅行から帰ったらもういとど、その映画やドラマを見るのが楽しみ」といった、楽しみ方もあるようだ。一方で、「教えてもらうまでそこが映画の舞台となった場所だと知らなかった」とし、「旅に行ってから映画を観て感動した」といった“旅先行型”の旅行者も多いようだ。

 訪問した海外の旅行先のうち、回答が多かったのは「イタリア」が25%、「韓国」が21%、「ニュージーランド」が11%、「アメリカ(北米)」が10%。イタリアの大半が映画「ローマの休日」をあげ、「ニューシネマパラダイス」「冷静と情熱のあいだ」などがきっかけであったという回答もあった。また、韓国は韓流の人気ドラマで使われたロケ地やお店を事前に調べて訪れた女性グループが多い。ニュージーランドは「ロード・オブ・ザ・リング」「ラストサムライ」などで、「行ってみてからロケ地だったと知り、思いが強まった」という意見が多かったという。

 今後、行ってみたいと思うロケ地が「ある」と答えた人は53%で、海外の旅行先ではイタリアが41%、北米が25%、ニュージーランドが13%と続く。北米では、多くの映画やドラマの舞台になっている「ニューヨーク」が回答の大半となっており、海外ドラマシリーズや映画で使われたレストランなどを見たいという意見が多かった。調査は4月1日から4月12日まで実施し、男性2139名、女性1534名、不詳135名の回答を得た。