DS模擬問題:台湾編−凍頂烏龍茶の産地


A 阿里山
B 鹿谷郷
C 木柵・猫空
D 坪林茶郷
――正解は最下行へ
ココに注目!
▽青茶から紅茶まで多彩な茶葉を生産

中国茶は発酵の度合いによって、緑茶、白茶、黄茶、青茶、紅茶、黒茶の種類に分類されるが、台湾では半発酵茶の青茶が主流となっている。台湾で生産される青茶のなかでもよく知られているのが、台湾中部の南投県鹿谷郷が産地の凍頂烏龍茶で、海抜600〜900メートルの緩傾斜地で栽培されている。硬く丸まった茶葉が特徴となっており、値段は高いが何度煎出してもまろやかな風味を楽しむことができるのが特徴だ。
近年では標高1000メートルを超える山地で栽培される高山烏龍茶も人気が高く、阿里山茶、梨山茶、高山金萓茶など、さまざまな品種のものが開発されている。また、茶葉の若芽をウンカ(小さな虫)が噛むことで、独特の風味を持たせる白毫烏龍茶(別名:東方美人茶)なども有名だ。日月譚ではインドから移植した苗木がルーツとなっているアッサム紅茶も栽培されているなど、台湾全土でさまざまなお茶が生産されている。
▽台北から気軽に足を伸ばせるお茶の里も

実際に茶畑を訪れるなら、台北県内に鉄観音茶の産地となっている木柵があり、台北市内からMRT木柵線で気軽にアクセスできる。また猫空には、洒落た茶芸館やカフェが点在しており、オープンテラスで眼下に広がる茶畑を眺めながらお茶を飲んだり、茶葉を使った料理を味わったり、日が落ちると夜景を楽しむ地元客で賑わいをみせるなど、人気のスポットとなっている。一方、同じ台北県内にある坪林は、包種茶の名産地として知られる。ここにはお茶をテーマにした坪林茶業博物館があり、展示館、テーマ館、メディア館、茶芸館、展示販売コーナーに分かれた館内では、お茶の伝統文化に触れることができる。

正解 B