日本航空、1月の国際線旅客数は17%減、全方面で苦戦
日本航空(JL)の2009年1月の国際線旅客数は、前年比16.9%減の92万3288人となり、全方面で前年割れするなど苦戦した。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は5.5%減としたが、旅客需要を表す有償旅客キロ(RPK)は18.7%減と落ち込み、利用率は9.8ポイント減の60.4%となった。減少幅が小さかったのはグアム線と韓国線で、グアム線は3.0%減の5万194人。韓国線は6.5%減の14万5410人で、円高による日本人旅客の伸びは見られたものの、韓国発の需要が減少して相殺した。
韓国線は日本人旅客の急増にともない、2月から3月の搭乗率は約95%になる見通し。JLでは先ごろに路線計画を変更したが、韓国線は増便しており、ASKは上期ベースで約3%増加する。路線計画では北京や上海、台北の路線で一部を運休するものの、全体の提供座席数は、韓国線の増便と合わせると計画変更前と比べて0.7%の減少に留まるという。
▽JL、09年1月方面別旅客数
(方面別/旅客数/前年比/利用率/前年比)
太平洋線/202051人/12.9%減/70.4%/7.1ポイント減
欧州線/70671人/21.2%減/53.8%/10.4ポイント減
東南アジア線/300328人/18.8%減/55.4%/12.3ポイント減
オセアニア線/31470人/39.6%減/66.4%/18.3ポイント減
グアム線/50194人/3.0%減/78.6%/2.3ポイント減
韓国線/145410人/6.5%減/73.7%/4.1ポイント減
中国線/123164人/23.1%減/40.1%/8.2ポイント減
合計/923288人/16.9%減/60.4%/9.8ポイント減
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◆日本航空、国際線で22便を減便、一時的措置−羽田/香港も対象、韓国は増便(2009/03/02)
韓国線は日本人旅客の急増にともない、2月から3月の搭乗率は約95%になる見通し。JLでは先ごろに路線計画を変更したが、韓国線は増便しており、ASKは上期ベースで約3%増加する。路線計画では北京や上海、台北の路線で一部を運休するものの、全体の提供座席数は、韓国線の増便と合わせると計画変更前と比べて0.7%の減少に留まるという。
▽JL、09年1月方面別旅客数
(方面別/旅客数/前年比/利用率/前年比)
太平洋線/202051人/12.9%減/70.4%/7.1ポイント減
欧州線/70671人/21.2%減/53.8%/10.4ポイント減
東南アジア線/300328人/18.8%減/55.4%/12.3ポイント減
オセアニア線/31470人/39.6%減/66.4%/18.3ポイント減
グアム線/50194人/3.0%減/78.6%/2.3ポイント減
韓国線/145410人/6.5%減/73.7%/4.1ポイント減
中国線/123164人/23.1%減/40.1%/8.2ポイント減
合計/923288人/16.9%減/60.4%/9.8ポイント減
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