キャセイパシフィック航空、燃油費を値下げ−正規割引運賃は前年比16%減も

  • 2009年3月4日
 キャセイパシフィック航空(CX)と香港ドラゴン航空(KA)は、4月1日から6月30日発券分の日本/香港線と日本/台湾線の燃油サーチャージ額を値下げすることを国土交通省に申請した。この2路線は、従来は片道3200円としていたが、日系航空会社と同じ500円に引き下げた。香港以遠の区間は、香港当局の認可が下りるまで現行の長距離路線6300円、短距離1400円を徴収する。認可は3月下旬に下りる予定だ。

 また、CXでは2009年度上期の正規割引運賃「はやトクん」を設定。香港、ヨーロッパ、オセアニア行きで新設した「はやトクん21」の場合、例えば東京/香港線では3万5000円からなど、従来の「はやトクん14」を平均で10%から30%下回る運賃とした。ゴールデンウィークなど一部期間は対象外とする。はやトクん14も、2009年度上期の最安値を前年同期と比較すると、例えば札幌/香港線では前年の6万7000円から16.4%減となる5万6000円に値下げ。大阪発も11.1%減の4万円としている。

 なお、出発7日前までの予約・購入が可能な「はやトクん7」では、従来の香港と台北行きに加え、バンコク、プーケット、シンガポール、クアラルンプール、ホーチミン、ムンバイなどの方面を追加設定した。