HIS、中間期予想を上方修正、原価管理の強化が奏功−1月の取扱高は6%減

  • 2009年2月27日
 エイチ・アイ・エス(HIS)は、2009年10月期第2四半期(2008年11月1日〜2009年4月30日)の連結業績予想を上方修正した。売上高は前回予想より37億円減の1733億円(前年:1732億8200万円)となるものの、営業利益は5億5000万円増の35億5000万円(前年:27億2100万円)となる見込みだ。商品造成の見直しを中心とする原価管理体制の強化が成果として表れたという。経常利益は6億円増の23億円(前年:27億2100万円)、純利益は5億円増の15億円(前年:16億円)の予想。

 HISでは期間中、初夢フェアや円高還元セールなどを実施したため、取扱人数は前年の実績を上回る見通し。ただし、法人需要の減退のほかレジャー需要が「安・近・短」に集中しているため、売上高は減少する見込みだ。

 1月の海外旅行取扱高は前年比7.1%減の188億9400万円となっている。一方、国内旅行は15.9%増の10億2500万円と好調で、総取扱高は6.1%減の199億1800万円となった。