楽天トラベル、08年の売上高は26%増−09年は海外事業も積極展開へ
楽天の2008年12月期決算(2008年1月1日〜12月31日)で、トラベル事業は売上高が前年比25.5%増の161億9800万円、営業利益は24.3%増の74億6200万円となった。予約流通総額は18.4%増の2604億円で、営業費用は23.5%増の90億8700万円であった。第4四半期(2008年10月1日〜12月31日)では、売上高が24.0%増の44億3000万円、営業利益が61.3%増の22億7000万円、営業利益率は51.3%となった。営業利益率は、第2四半期では37.6%であったが、業務改善を進めた結果大きく改善した。予約流通総額は11.5%増の642億8000万円であった。
2008年は、ダイナミックパッケージ「ANA楽パック」へのレンタカー予約サービスの組み込みや、東日本旅客鉄道との合同企画である「びゅう楽トク仙台」の販売開始など商品力の強化と、それによるユーザー利便性の向上を進めた。期中には、国内宿泊人数の累計が1億人を突破したことから、大規模なキャンペーンを展開。2008年の国内宿泊人数は15.4%増の2491万人となった。また、訪日外国人向けの英語と中国語、韓国語のサイトをリニューアルし、海外での取扱を拡大した。このほか、特に第4四半期では円高や空港送迎サービスの開始により韓国への送客人数が拡大。特に12月では163.1%増となった。
2009年は、消費者の節約志向や利便性重視の傾向が顕著になるとの予測の上で、トラベル事業のサービスの利用が一層拡大し、高い成長を維持できると見込む。具体的な方針としては、国内宿泊予約事業でレジャー需要の一層の取り込みを進め、オンライン旅行予約サイトとして国内トップクラスの地位をさらに強固にする。航空券やレンタカー、各種オプションを組み込んだダイナミックパッケージの充実と利便性の向上もはかる。また、アジアを中心とした海外事業の積極的な展開にも取り組む考えだ。
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◆楽天トラベル、09年も「総合化」推進−大手カウンターの機能は全て実現(2009/02/13)
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