9月の旅行業、倒産件数は前年同数で2件、負債5億円超−日本トラベル倒産で

  • 2008年10月10日
 東京商工リサーチによると、9月の旅行業の倒産件数は2件(前年:2件)、負債総額は5億3700万円(同:1億1000万円)であった。倒産のうち、1件はなお、日本トラベルで、負債は3億7700万円であった。また、先ごろのゲートウェイ21の件については9月分には入っていない。宿泊業の倒産件数は6件(同15件)、負債総額は14億2500万円(同113億8800万円)であった。

 なお、4月から9月の上半期の旅行業倒産件数は33件(同24件)で9件の増加。負債総額でも39億3700万円(同14億9900万円)となっており、倒産件数が増加、負債額も増加している。経営環境が厳しくなる中、需要の停滞も響いており、引き続き倒産件数が増加するものと見られる。

 宿泊業の上半期の倒産件数は78件(前年同期68件)、負債総額は39億3700万円(同14億9900万円)であった。