エア・パシフィック航空、07/08年度決算で燃料コストは総支出の33%に
エア・パシフィック航空(FJ)グループの2007年/08年度(2007年4月1日〜2008年3月31日)決算は、売上高が前年比15%増の5億5840万フィジードル(約401億6500万円)、総支出が7%増の5億3530万フィジードル(約385億347万円)で、 税引前利益が620%増の3820万フィジードル、税引き後利益は2500万フィジードル(約18億円)となった。
支出が増加した主な要因は燃油費の高騰で、燃油コストは総支出の33%にあたる1億7720万フィジードル(約127億4577万円)。燃油費の支出は今年度に入ってから、前年度末比で1億2000万フィジードル(約86億円)増加している。一方、燃油費の高騰は成長率を上回るものの、今年度中にはフナフチ(ツバル)への就航を予定するなど、積極策も講じる。
また、グループのフィジーへの旅客数は、第1四半期は2006年末の政変の影響を受け厳しい状況が続いた。このなかで需要回復を目的としたキャンペーンを展開し、航空運賃の大幅値下げを実施。米ドルの下落などによりコストが増加する厳しい環境であったものの、総輸送旅客数は1.2%増の99万4000人とわずかながらプラス成長を果たした。発地別では、オーストラリア、北米、南太平洋地域からの訪問者が好調であった。
なお、FJグループはFJのほか、国内的航空会社のフィジー・エアラインズ(パシフィック・サン)、ソフィテル・フィジー・リゾート&スパのオーナーであるリッチモンド・リミテッドで構成される。
※当初、掲載した内容から、一部訂正しております。(編集部 午後4時00分)
支出が増加した主な要因は燃油費の高騰で、燃油コストは総支出の33%にあたる1億7720万フィジードル(約127億4577万円)。燃油費の支出は今年度に入ってから、前年度末比で1億2000万フィジードル(約86億円)増加している。一方、燃油費の高騰は成長率を上回るものの、今年度中にはフナフチ(ツバル)への就航を予定するなど、積極策も講じる。
また、グループのフィジーへの旅客数は、第1四半期は2006年末の政変の影響を受け厳しい状況が続いた。このなかで需要回復を目的としたキャンペーンを展開し、航空運賃の大幅値下げを実施。米ドルの下落などによりコストが増加する厳しい環境であったものの、総輸送旅客数は1.2%増の99万4000人とわずかながらプラス成長を果たした。発地別では、オーストラリア、北米、南太平洋地域からの訪問者が好調であった。
なお、FJグループはFJのほか、国内的航空会社のフィジー・エアラインズ(パシフィック・サン)、ソフィテル・フィジー・リゾート&スパのオーナーであるリッチモンド・リミテッドで構成される。
※当初、掲載した内容から、一部訂正しております。(編集部 午後4時00分)