ノースウエスト航空、第4四半期中に路線約9%削減、燃油高騰による再編で

  • 2008年6月19日
 ノースウエスト航空(NW)は、燃油費高騰への対策として座席供給量を削減することを決めた。2008年の第4四半期中に、国際線と国内線の幹線について、座席供給量を表す有効座席マイル(ASM)を前年比8.5%から9.5%程度を削減する。国際線と国内線の割合や、具体的な路線など詳細は発表していないものの、米国国内支店や、早期退職者の募集を含む人事面などのリストラも検討している。機材の引退も進める方針で、ボーイングB757型機14機やエアバスのナローボディの機材、DC-9型機も33機引退させる。

 さらにNWでは、採算の厳しい路線の撤退や減便による利益率の向上に加え、燃油サーチャージや運賃の値上げなどによる収益の拡大も引き続き推進する方針だ。


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