CHINTAIトラベル、中間期で営損7400万円も織込済み−来年度以降黒字化へ

  • 2008年6月19日
 CHINTAIトラベルサービスは、親会社CHINTAIの2008年10月期中間期(07年11月〜08年4月)の連結決算で、売上高25.3%増の13億4641万8000円、営業損失19.1%増の7400万2000円を計上した。CHINTAIトラベルでは、赤字について「3年間の中期経営計画の中で織り込み済み」とし、ダイナミックパッケージの導入や人員の増強など、資金面での負担が大きい施策を先行して実施したことを説明。08年度の通期では赤字幅が縮小する見通しで、来年度以降は採算を重視した経営展開により、黒字基調をめざしていく方針だ。

 営業手法や広告戦略の見直しも実施しており、昨年度は記事広告により全国的に社名の浸透をはかったが、「今期は一段落」として、販売実績など実利に繋がる展開を進める。ダイナミックパッケージは、「他社同様苦戦している」と認めつつ、「仕入れを強化して、消費者が納得できる金額を提示できるようにする」考え。来年度以降は、ウェブサイトの活用と取扱拡大をはかるとともに、店舗営業も引き続き重視していく。