ニュージーランド航空、2013年のバイオ燃料目標使用量を100万バレル超えに設定
ニュージーランド航空(NZ)は、バイオ燃料の年間目標使用量を100万バレル以上と設定、2013年までに実現すると発表した。NZが採用するバイオ燃料は、食糧供給に影響しない多年生植物の「ヤトロファ(ナンヨウアブラギリ)」から抽出したヤトロファ由来のバイオ燃料で、ボーイング社、ロールス・ロイス社と共同で開発したもの。年間消費燃料うち、少なくとも10%を2013年までにバイオ燃料に切り替える予定で、実現すれば同年の年間CO2排出量は現在の40%から50%に削減できるという。また、ヤトロファは、食用に適さず厳しい自然環境でも成長し、種子の体積の約40%から油が抽出できることから、今後5年以内にNZの需要に見合う商用的供給量を供給できる可能性が高いという。
さらに今年10月から12月の間には、大型旅客機では世界で初めて、ヤトロファ由来のバイオ燃料を使用したテストフライトを実施する。テストフライトでは、ボーイング747−400型機を使用し、4つのエンジンのうちの1つにバイオ燃料を搭載してオークランドを2時間程度飛行する予定だという。NZの最高経営責任者(CEO)のロブ・ファイフ氏は、テストフライトを実施するのに際し、「バイオ燃料は食物備蓄を圧迫せず、既存の供給燃料と同レベル以上の品質で、安価で容易に利用できなければいけない」と述べた。NZではこのほか、藻類などの燃料開発に向けても可能性を見出しているという。
また、NZは2005年から取り組んでいる航空機の搭載燃料削減プログラム「Fuel Saving Initiative Programme」で、5年以内にCO2排出量を10万トン以上を削減する目標を掲げており、今年3月までの3年間ですでにCO2排出量9万1000トンの削減に成功している。NZは今後2年以内でCO2排出量10万トン以上の削減達成を見込む。
さらに今年10月から12月の間には、大型旅客機では世界で初めて、ヤトロファ由来のバイオ燃料を使用したテストフライトを実施する。テストフライトでは、ボーイング747−400型機を使用し、4つのエンジンのうちの1つにバイオ燃料を搭載してオークランドを2時間程度飛行する予定だという。NZの最高経営責任者(CEO)のロブ・ファイフ氏は、テストフライトを実施するのに際し、「バイオ燃料は食物備蓄を圧迫せず、既存の供給燃料と同レベル以上の品質で、安価で容易に利用できなければいけない」と述べた。NZではこのほか、藻類などの燃料開発に向けても可能性を見出しているという。
また、NZは2005年から取り組んでいる航空機の搭載燃料削減プログラム「Fuel Saving Initiative Programme」で、5年以内にCO2排出量を10万トン以上を削減する目標を掲げており、今年3月までの3年間ですでにCO2排出量9万1000トンの削減に成功している。NZは今後2年以内でCO2排出量10万トン以上の削減達成を見込む。