JTB、4月の海外旅行取扱高は5.4%減−グアム・サイパン、アジアは好調

  • 2008年6月16日
 ジェイティービー(JTB)の2008年4月の海外旅行取扱高は、前年比5.4%減の343億6700万円であった。海外団体旅行は6.5%増と好調であったものの、企画商品が9.8%減と不調で、FITも0.5%減となった。国内旅行は、団体が官公庁や企業が好調であったものの合計では1.2%減、企画もエースの取扱人数が4.5%増となったものの取り扱い額は1.1%減となり、国内の合計は0.8%減の569億2100万円となった。国際旅行は15.8%増の36億4500万円で、全体では2.0%減の949億3300万円であった。

 海外旅行の取扱高は、団体旅行の一般団体のうち、企業が11.8%増、組織が7.5%増、提携販売が6.9%増、教育団体も10.6%増。企画商品は、ルックJTBが10.1%減、メディア企画商品が9.8%減と低調。海外旅行の取扱人数は4.1%減と前年割れしたものの、出国者数の推定減少率の7.6%減を上回っており、JTBグループのシェアは22.3%となった。方面別では、タイヤフィリピン、マレーシア、インドネシア、ベトナムなどを含む「その他アジア」が17.8増、韓国が5.1%増、香港が3.4%増などとなった一方、欧州・ロシアが2.9%減、グアム・サイパンが7.7%減、北米も7.7%減となった。また、ルックJTBの取扱人数は2.8%減で、方面別ではグアム・サイパンが12.4%増、アジアが10.4%増と好調であったが、ハワイは6.7%減、欧州・ロシアは13.6%減、北米は16.2%減などとなった。