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南九州3県、観光素材を紹介した作品を表彰、特別賞を東国原宮崎県知事に授与

  • 2008年5月30日
 南九州観光調査開発委員はこのほど、熊本県、宮崎県、鹿児島県の3県の観光素材を紹介した作品を表彰する「第1回南九州PR大賞」を選出し、5月29日に表彰式を開催した。委員会ではこれまでにも、3県の主要エリアの格付けガイドを発行、雑誌に寄稿するなどの活動により観光資源のプロモーションに取り組んできた。ただし、新聞、テレビ、ラジオに取り上げられなければ効果が見込めないとし、その方法を検討した結果、今回の表彰制度の実施に至った。第1回の今回は事務局が独自に調査し、合計107作品を選考した。次回以降は、自薦、他薦を問わず積極的に応募を受け付けるという。

 大賞はテレビ東京の番組「たけしの誰でもピカソ」の「アートな旅・九州編」を選出。鹿児島県の霧島をアートという新しい切り口で食事、宿、名所だけでなく趣味、鉄道、駅弁などバランスよく魅力を伝えた点が評価された。受賞した制作会社イーストでは、「ナビゲーターの佐伯チズさんと假屋崎省吾さんが本当に感動しているのが、視聴者に伝わった」と受賞の要因を語った。また、部門賞として新聞、雑誌、テレビ部門をそれぞれ1作品ずつ選出した。


 また、表彰式の参加者による投票の結果、特別賞に宮崎県知事の東国原英夫氏が選ばれた。東国原知事は「就任以来、行政の広報を変えるために様々なことを行ってきた方向性は間違いではなかったと背中を押してくれるような賞であり、光栄なこと」と述べた。そして、南九州という枠組みで一体となってプロモーションしていく姿勢に賛同。6月1日からエバー航空(BR)が宮崎/台北線に就航することから、今後もより連携を深めアジア諸国からの訪問者を増やす意欲を示した。その具体的な例として、「宮崎から入り福岡から出るといった他県とあわせた流れで海外からの訪問者を迎えたい」という。


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