4月の出国者数は8.0%減、GWの曜日配列など影響−外客数は9.3%増

  • 2008年5月29日
 国際観光振興機構(JNTO)によると、4月の日本人出国者数は前年比8.0%減の118万7000人となった。12ヶ月連続の前年割れで、1月からの通年は5.0%減の536万9000人。JNTOでは、ゴールデンウィークの曜日配列、中国方面の不振、燃油サーチャージの値上げ、消費マインドの冷え込みなどが需要を抑えた要因と分析。食料品価格の上昇や、株価の値下がりなどによる消費マインドの冷え込みの可能性も指摘した。

 一方、4月の訪日外客数は、9.3%増の78万200人となり、月別では26ヶ月連続で過去最高を記録している。国別では韓国、台湾、中国、タイ、シンガポール、オーストラリア、ドイツ、フランスからの訪日客が過去最高であった。伸び率が10%超を記録した国・地域は、タイの30.8%増(3万5500人)、中国の29.4%増(10万3200人)、シンガポールの16.9%増(1万3500人)、フランスの14.5%増(1万7400人)、台湾の12.9%増(14万700人)であった。