スカイマーク、平成20年3月期は黒字転化−搭乗者数、旅客収入が大幅増加

  • 2008年5月16日
 スカイマーク(BC)の平成20年3月期は、売上高が前年比26.8%増の503億7300万円となり、営業利益が32億2400万円(前年:51億7600万円の赤字)、経常利益27億4900万円(同:49億1700万円の赤字)、当期純利益は26億2700万円(同:49億4400万円の赤字)となった。2007年11月から羽田/那覇線を1日1便増便したほか、夏期の羽田/那覇線、神戸/那覇線の季節運航を実施し、運航便数が9.3%増、提供座席数は4.3%増と、供給量が増加。それに対し、搭乗者数が26.4%増、旅客収入が27.8%増の492億2200万円と大幅に増加した。BCでは、適正な運賃水準の継続、サービスの改善と路線の定着化によるものと見ている。特に羽田/那覇線は運航便数94.6%増、提供座席数が97.2%増に対し、搭乗者数が128.9%増、旅客収入が147.8%増と、収益拡大に貢献している。

 平成21年3月期の見通しは、売上高が1.7%減の495億円、営業利益が72.1%減の9億円、経常利益が60%減の11億円、純利益は74.9%減の6億6000万円。平成20年からすすめていたボーイング737-800型機を主力とする運航基盤を進め、当期中にB737-800型機10機、B767-300型機2機の計12機とする。また、下期には中部国際空港を拠点とする路線展開を計画。国際線については、国内定期路線による事業基盤の進捗を見据え、適宜、その可能性を検討するとしている。