日本旅行、ボルネオ植林ツアー発売−世界遺産を訪れるコースも

  • 2008年5月15日
 日本旅行はこのほど、マレーシアのボルネオ島で植林を体験する「木下の森 ボルネオ植林ツアー」を発売した。「木下の森」は、木下工務店が取り組む自然保護活動で、現地住民の協力のもと、アペン保護林区の300ヘクタール(3平方キロメートル)の土地の熱帯雨林再生をめざしている。従来は木下工務店社員や日本マレーシア協会などが参加していたが、環境への関心の高まりから初めて商品化した。2008年は6月と8月の2回を予定しており、今後も年間数回ずつ実施していく方針。

 今回発売したツアーは、いずれも6月20日出発。植林以外に世界遺産のグルン・ムル国立公園を訪れる6日間のコースと、オプションとしてセメンゴ野生動物リハビリセンターの訪問を付けた5日間のコースを設定。ムル国立公園のコースでは、オプショナルツアーとして世界最大級のつり橋を訪問するオプショナルツアーと、ジャングルでのカヤッキングを付けた。また、動物リハビリセンターでは、オランウータンをはじめとする希少な動物と熱帯植物を見ることができる。代金は5日間コースは13万8000円からで、6日間コースは19万6000円から。6月の販売目標は、各コース30名ずつだ。