JALグループ、07年度の国際線旅客数は0.7%減、3月は韓国以外は前年割れ

  • 2008年5月12日
 JALグループの2007年度(2007年4月〜2008年)の国際線旅客数は、前年比0.7%減の1336万7904人で、利用率は71.8%であった。有効座席キロ(ASK)が4.4%減の841億2819万4000席キロに対し、有償旅客キロ(RPK)が3.5%減の604億2628万人キロ。。方面別では韓国線が11%増の188万6662人で、ASKの1.9%増に対しRPKが12%増と好調。また、グアム線も2.5%増の54万4569人で上昇率は少ないが、ASKが1%減のところ、RPKが2.5%増と健闘した。需要の伸びでは東南アジア線も強く、旅客数は2.8%増の434万5618人で、ASKの2.5%増に対しRPKは7.1%増の1562万5573人であった。国内線の旅客数は4.7%減の4190万4924人。

 また、2007年3月の国際線旅客数は、前年比4.9%減の112万9228人、利用率は73.2%であった。有効座席キロ(ASK)が3.5%減の69億6604万4000席キロに対し、有償旅客キロ(RPK)の減少が上回り、4.4%減の50億9906万人キロであった。方面別では韓国線が1.0%増の14万8823人となったものの、その他は前年を下回った。ただし、ASKも中国線の5.7%増、太平洋線の2.2%増以外は、前年より減少している。国内線の旅客数は5.1%減の370万1393人。


▽JALグループ国際線路線別 旅客数(前年比)/利用率(前年比)

・2007年度

太平洋線/273万9857人(8.7%減)/78.6%(1.1ポイント増)
欧州線/134万1682人(4.1%減)/74.6%(1.7ポイント減)
東南アジア線/434万5618人(2.8%増)/66.6%(2.8ポイント増)
オセアニア線/52万4101人(27.9%減)/74.3%(5.1ポイント増)
グアム線/54万4569人(2.5%増)/74.9%(2.6ポイント増)
韓国線/188万6662人(11.0%増)/77.6%(7.0ポイント増)
中国線/198万51人(3.6%増)/52.5%(3.8ポイント減)
合計/1336万7904人(0.7%減)/71.8%(0.7ポイント減)


・2008年3月

太平洋線/22万9103人(1.3%減)/77.9%(1.0ポイント減)
欧州線/10万8582人(5.8%減)/78.2%(0.7ポイント増)
東南アジア線/38万128人(5.6%減)/71.0%(0.7ポイント増)
オセアニア線/4万4089人(20.9%減)/73.9%(7.2ポイント増)
グアム線/4万9996人(10.5%減)/87.5%(1.5ポイント減)
韓国線/14万8823人(1.0%増)/75.2%(3.8ポイント増)
中国線/16万8507人(5.4%減)/50.4%(7.0ポイント減)
合計/112万9928人(4.9%減)/73.2%(0.7ポイント減)