日通、旅行部門の07年度売上高は14.0%減−ホールセール撤退が減収要因

  • 2008年5月12日
 日本通運の2008年3月期(2007年4月1日〜2008年3月31日)の連結決算で、旅行部門の売上高は前年比14.0%減の85億800万円となり、期首に予想した10%減の89億円には届かなかった。18.0%減の45億3100万円であった上半期と同様、2006年10月のホールセール事業からの撤退が響いた。旅行部門が日通全体の売上高に占める割合は0.7%であった。

 2009年3月期の業績予想は6.0%減の80億円で、このうち上半期で5.1%減の43億円を見込む。日通全体に占める割合は、上半期が0.7%、通期では0.6%を予想。日通では旅行部門の利益や営業費用を公開していないが、09年3月期の減収見通しは店舗の見直しや効率化などが要因で、「一般的に言えば利益率の向上に繋がる」(日通広報部)という。