フィンランド航空、二酸化炭素の排出量をサイトで表示、算出システム開始

  • 2008年5月9日
 フィンランド航空(AY)は同社ウェブサイト上で、利用者が運航フライトにおける燃料消費量と二酸化炭素の排出量を算出できるシステムの運用を開始した。具体的な数値を示すことで、フライトの燃費効率が高いことを旅客が実感し、二酸化炭素の排出量を抑える飛行ルートを選択できるようにするのが目的。サイトでは、AYの定期便路線や不定期便のレジャー路線を利用した場合の区間飛行距離、旅客ごとの燃料消費量、二酸化炭素の排出量を表示。算出方法は、基準とする機材をヨーロッパおよびフィンランド国内路線はエアバスA320型機、アジア路線と北米路線はA340型機、レジャー路線ボーイングB757型機とし、それぞれの路線の旅客ロードファクター、貨物積載量の平均値で割り出す。

 AYでは2010年3月末をめどに、長距離路線の機材を二酸化炭素の排出量が現行の10%から20%削減できるA340型機、A330型機への移行を進めている。また2014年には、経済性と環境性能をさらに向上した次世代型機のA350XWB型機を導入する予定だ。


▽システム閲覧サイト
http://www.finnair.com/emissionscalculator