ゴールデンウィークの国内線、旅客数は2.4%減−平均利用率は65.3%

  • 2008年5月8日
 2008年のゴールデンウィーク期間(4月25日から5月6日)の国内線輸送実績は、提供座席数が前年比2.6%減の481万6800席、旅客数が3.7%減の314万4737人となり、利用率は約0.8%減の65.3%となった。対象の航空会社は、全日空(NH)、日本航空(JL)、スカイマーク(BC)、エア・ドゥ(HD)、スカイネットアジア(6J)、スターフライヤー(7G)の6社。JLとNHの国際線輸送実績では、座席数が前年比1%減の79万8280席、旅客数が5.3%減の51万9814人、利用率は8.6ポイント減の64.5%となっており、国内の移動は、日並びの影響を受けた海外渡航ほど鈍化しなかったようだ。

 NHとJLの旅客数のシェアは合計で92%を占める。方面別の動向としては、NHでは九州が1.1%増の43万2490人、JLは関西が0.7%減の14万1719人、沖縄が1.4%減の18万1006人と比較的好調であった。6社のうち、供給座席数を増やした会社はHDと7Gのみ。7Gは、2007年9月から羽田/関空線に就航しており、搭乗率も前年から12.8ポイント増加し、77.9%となっている。最も搭乗率が高かったのは、BCの81.6%だ。


2008年ゴールデンウィーク輸送実績(提供座席数/前年比/旅客数/前年比/利用率/旅客数シェア)
NH/2294633人/96.8%/1455585人/94.3%/63.4%/46.3%
JL/2200581人/97.4%/1436658人/97.5%/65.3%/45.7%
BC/153450人/97.9%/125190人/95.1%/81.6%/4.0%
HD/74563人/109.5%/59428人/109.9%/79.7%/1.9%
6J/48773人/92.9%/32953人/84.9%/67.6%/1.0%
7G/44800人/119.6%/34920人/143.3%/77.9%/1.1%
合計/4816800人/97.4%/3144734人/96.3%/65.3%/100.0%


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