ノースウエスト航空、08年第1四半期は燃油高騰で純損失−運賃値上げへ

  • 2008年5月1日
 ノースウエスト航空(NW)の2008年第1四半期(2008年1月〜3月)決算は、41億3900万米ドル(約4298億270万円)の純損失で、前年の2億9200万米ドル(約303億2190万円)の純損失から赤字幅を拡大した。第1四半期は、営業収入が8.8%増の31億2700万米ドル(約3247億1443万円)であったが、非現金性ののれん減損費用として39億3400万米ドル(約4085億1506万円)を計上したほか、燃油費が高騰した結果、営業経費が21.5%増の32億4600万米ドル(約3366億1724万円)となった。なお、燃油費は前年から4億4500万米ドル(約462億976万円)増加し、税金を含めた総燃油費は、58.2%増の11億1400万米ドル(約1156億8017万円)であった。NWは、収入が増加しているものの、燃油費の高騰分を相殺できていないとの理由から、航空運賃を3%から5%値上げする方針だ。

 営業収入のうち、旅客収入は連結で6.2%増の26億4900万米ドル(約2750億7788万円)、主要路線では1.7%増の22億3900万米ドル(約2325億260万円)であった。主要路線では、座席供給量を表す有効座席マイル(ASM)が0.5%減の211億4400万ASMであった一方、有償旅客マイル(RPM)は0.7%増の176億2100万PRMとなり、ロードファクターは1.0ポイント増の83.3%、イールドは2.1%増となった。