国交省、観光統計で1人あたりの平均宿泊数公表へ−市区町村単位の宿泊者も
国土交通省の「観光統計の整備に関する検討懇談会」は今後の観光統計の整備について、中間とりまとめをおこなった。このなかで、2007年1月から全国規模で実施している「宿泊旅行統計調査」で、2008年度からは1人あたりの平均宿泊数と、都道府県単位とは別に市区町村単位での宿泊者数も公表することを決定した。また、「観光入込客統計」と「観光消費額調査」では、各自治体間に統一基準がないために相互比較が困難になっており、その解消に向けて、調査主体の都道府県や市町村の負担を極力少なくしつつ、調査の信頼性が確保可能な「ガイドライン(案)」を作成。2010年度から新ガイドラインに基づいて調査を実施することを目標に、2008年度中に「ガイドライン(案)」に沿って試験的な調査を実施し、2009年度に「ガイドライン」を取りまとめる予定だ。