楽天トラベル、ゴールデンウィークの海外旅行が5割増、現地法人拠点が躍進

  • 2008年4月22日
 楽天トラベルによると、ゴールデンウィーク(4月25日から5月5日)の海外旅行予約は、前年比58.5%増と好調に推移している。今年は日並びの悪さ、燃油高騰による旅行費用総額が上昇する影響から、GW期間の海外旅行者数は減少するとの予測をはじめ、大手旅行会社の予約動向、日系2社の国際線予約も前年を下回る推移が明らかになっている。ただし、楽天トラベルでは、インターネットを介した予約と親和性の高いFITは、4月1日からペックス運賃の下限が撤廃されたことを受け、需要が大幅に伸びているという。

 方面別では、1位が韓国で圧倒的に多く、以下、中国、台湾、香港、アメリカ、グアム、タイと続く。また、前年との比較による伸び率では、1位がグアムで312.3%増、2位がタイで155.9%増、3位は香港で83.1%増、4位が中国で60.1%増、5位がアメリカで54.7%増となっている。同社が現地法人を置く韓国、中国、グアム、タイは適切な時期の仕入ができるようにホテル各社との連携が強化されており、契約施設数は昨年と比べ、韓国と中国では1.5倍、グアムとタイでは2倍増になっているという。


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