ユナイテッド航空、成田発アジア路線のPEX運賃を総額表示−限定的な取り組み
ユナイテッド航空(UA)日本支社は、同社のサイト上でUA運航の一部路線を期間限定で、航空運賃、燃油サーチャージ、成田空港施設使用料、諸税を含んだ価格で販売をしている。これは「オール込みフェアー」として、UA東南アジア路線のバンコク、シンガポール、ソウル線で設定しているもの。予約クラスは「T」として設定し、4月9日から販売している。UA日本支社によると、「4月いっぱいを試行的に実施している」として、今後も予約動向などをみながら、展開を考えるよう。ただし、「全路線で実施することはなく、アメリカ路線はない」と言及しており、「条件つきで、期間限定、アジア路線で実施するもの」との考えを示している。また、日本旅行業協会(JATA)が主導する議論などについて「聞き及んでいる」というものの、今回の取り組みは旅行業界の働きかけとは別の動きという認識を示しており、あくまでも価格戦略やマーケティングの観点を強調し、間際の需要を取り込むための「分かりやすさ」を追求したという。
航空会社の間でも、燃油サーチャージが高騰する中で、額が異なることから価格表示、競争力の観点から、競争する意識も生まれているようだ。例えば、キャセイパシフィック航空(CX)は、「他社と比べて燃油サーチャージ額は廉価に設定されている」と積極的にアピール。また、今回のUAもサイト上に限定しているとはいえ、成田発ソウル行きが「2万9000円」、あるいはバンコク、シンガポールが「5万9000円」の表示は分かりやすい。各社とも、燃油費が高騰する中で、「分かりやすさ」、「価格の違いによるメリット」を打ち出し、「消費者の眼」を意識した販売が外国航空会社の中で高まっているようだ。
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