JTB中部が、愛知県と三重県、岐阜県、静岡県のJTBグループ26店舗（JTB中部、JTB東海、JTBトラベランド）を対象に実施したゴールデンウィークの旅行動向に関するアンケート調査によると、東海地方でも全国の推計並みに減少すると予測されているようだ。期間中の中部国際空港発ルックJTBの予約数は前年比14.6％減で、先ごろJTBが実施した今年のゴールデンウィークの旅行者数予測と同じ減少率となっている。

　海外旅行者数の見込みとして「昨年より少し増えそう」、「ほぼ前年並み」としたのがそれぞれ15％で、減少するとの回答は「昨年より少し減りそう」と「昨年より大きく減りそう」をあわせ70％を占めている」が49％、減少するとの見方が35％だ。

　出発のピークは、ヨーロッパ、アメリカなどの遠距離は4月25日前後と5月1日の2つのピークに分かれる。また、近距離はグアム、サイパンが5月2日夜、韓国と台湾は5月3日出発が多く、5月の連休を利用する旅行が多いようだ。さらに、ゴールデンウィーク明けに3日間の有給休暇を取得すると9連休となることを利用した旅行者も目立つという。例えばハワイは5月4日と5日出発、グアムとサイパンでも5月4日から7日の出発が前年を大きく上回るほか、ゴールデンウィーク前後のヨーロッパの予約も昨年より増加。4月21日から5月8日までの期間に幅を広げると、20％増となるという。

　なお、方面別で人気のデスティネーションは、台湾が5％増、グアム・サイパンが5％増、韓国が3％増。ハワイもコンチネンタル航空（CO）の中部便が撤退し、定期便が半減したにも関わらず30％減程度にとどまっている。


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