YOKOSO!JAPAN大使のバロウ氏、マイナス・イメージ払拭は継続的アピールで

バロウ氏の初来日は、同氏が20歳のときの44年前。「昔は京都や富士山、桜など伝統的な側面ばかりが目立っていたが、今は若者を中心に、ファッションや電子機器など『クール・ジャパン』が浸透している」と日本のイメージが変化していることを語り、魅力の多様化が訪問者の増加につながっているとの考え。ただし、本保氏は「イギリスからの訪問者数には全く満足できていない」と語ると、同意。その理由として、「『D・E・F』の3つのイメージの払拭が重要」とバロウ氏は答え、この解決が必要との考えだ。
「D」は「Difficult」で、言語面でハードルが高いという印象のことで、「たとえ英語を話せなくても、困っていれば助けてくれるホスピタリティを前面に打ち出すべき」とバロウ氏はアドバイス。「E」は「Expensive」をさしており、ホテルや食事、交通にかかる費用が高いという印象だが、「実際には全てロンドンの半分以下」であり、「F」は「Far Away」で、「とても遠い印象」があるものの、シンガポールやタイなどと変わらない飛行時間であり、こうした点に関してバロウ氏は「継続的なアピールが必要」と語っている。