国交省、産業観光推進で「工場見学」のすぐれた取り組みを調査
国土交通省はこのほど、産業観光推進を目的として「産業観光に取り組む工場施設の先進事例調査報告書」を作成した。これは、キユーピーやアサヒビール、ヤマハなどの、先進的な取り組みをしている60ヶ所の工場について、プログラムの内容や見学者の安全確保、ガイドの育成と調達、収益性などを調べたもの。約100ページの冊子を作成し、関係業界や経済団体などに配布する予定。なお、48ヶ所について、ウェブサイト上でも電子データとして公開している。
報告書は、例えばプログラムづくりの項目では、「多くの施設に共通して、ガラス越しではあっても生の迫力を大事にしている」ことや、キユーピーの工場で、1分間に600個の卵を割る割卵機を見学できるなど、施設の特性を活かした内容としている例を紹介。また、ガイドについては、専任ガイドがいる施設が25ヶ所で全体の4割程度であること、外国人対応のために英語研修を行っている事例などを紹介している。収益性を確保するための事業化の方法では、入場料を取る施設が60ヶ所中1ヶ所であったことから、ほとんどの会社が見学にかかる事業費を広報活動費の一環として位置づけているという。
報告書は、例えばプログラムづくりの項目では、「多くの施設に共通して、ガラス越しではあっても生の迫力を大事にしている」ことや、キユーピーの工場で、1分間に600個の卵を割る割卵機を見学できるなど、施設の特性を活かした内容としている例を紹介。また、ガイドについては、専任ガイドがいる施設が25ヶ所で全体の4割程度であること、外国人対応のために英語研修を行っている事例などを紹介している。収益性を確保するための事業化の方法では、入場料を取る施設が60ヶ所中1ヶ所であったことから、ほとんどの会社が見学にかかる事業費を広報活動費の一環として位置づけているという。